友達のパン

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[全粒粉入りカンパーニュ]全粒粉パンを膨らませるコツ

全粒粉入りパン・ド・カンパーニュ

国産準強力粉「タイプER」に、石臼挽き国産全粒粉「きたほなみ」を配合したカンパーニュを焼きました。

このパンは、材料、配合、大きさ、水分量などをマイナーチェンジさせながら、定番として作り続けているものです。

発酵や焼成がうまくいったときの、パンの香りがたまりません。

噛めば噛むほど味わい深く、また作ろうと思わせてくれるパンです。

 

全粒粉のパン作りのポイント

全粒粉を含むパンは、外皮の粒や重みが、グルテンのつながりや膨らみを阻害します。

その結果、焼き上がるパンはボリュームが出にくくなります。

外皮の粒は、例えると、パン生地のグルテンのつながりを断つナイフのようなものです。

全粒粉の割合が多くなるほど、パンが膨らみにくく、目が詰まった仕上がりになります。

 

この全粒粉パンの膨らみにくさを、やわらげる方法があります。

パンを作る前日に、全粒粉を水に浸して一晩置いておくだけです。

水に浸しておくと、外皮の粒がやわらかくなるので、グルテンのつながりを断つナイフの性質が弱くなります。

これで、パンが膨らみやすくなります。

 

また、水に浸しておく事で小麦は発芽した状態と同じになります。

すると酵素が活性化し、小麦のデンプンやタンパク質が分解され、ブドウ糖アミノ酸などの成分が増えて、パンの甘みや旨味も増します。

 

酵素が活性化すると、生地の発酵も早く進みます。

全粒粉を多く含む生地は、やや低めの温度で発酵させた方が、よい結果を得られるでしょう。

全粒粉のパンを作るとき、何かの参考になれば幸いです。

 

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配合(ベーカーズ%)

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道具

  

  製法

  • 捏ね上げ温度 ------------24℃
  • パンチ -----------------30分おきに2回
  • 1次発酵 ----------------25℃で60分後、6℃で24〜48時間
  • 分割・成形 --------------350g
  • 2次発酵 ----------------室温で20〜30分
  • 焼成---------------------240℃で20分

※レシピの配合量、時間や温度は生地の状態をみて調整します。数値はあくまでも目安です。

 

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