パン好きは、一度にたくさんのパンを買って食べきれないことがありますよね。
友達も楽天のパン人気ランキングを眺めていると食べてみたいパン、お取り寄せしたいパンがたくさんあって、ついつい買い過ぎてしまうそうです。
買って一度では食べきれないパンも、最適な環境で保存することで美味しさを長持ちさせることができます。
今回はパンの劣化を抑える保存方法や焼き戻しのポイントを紹介します。
パンの劣化を防ぐのは冷凍保存
パンの劣化を防ぐのに一番最適な保存方法は冷凍保存です。 冷凍庫内のマイナスの温度環境は、カビの発生や水分の蒸発にともなうパンの老化を最小限に抑えることができます。
買ってきたパンは時間の経過とともに劣化が進みます。食べきれない分は当日すぐにでも冷凍保存することをおすすめします。
購入後2日ほどで食べ切れるのであれば、高温多湿の場所を避け常温保存してもよいでしょう。
パンの保存に一番適さないのは冷蔵保存です。冷蔵庫内の温度や湿度は、パンの劣化が一番早く進んでしまう環境なので避けるようにしましょう。
冷凍保存の方法
パンを1食分ずつラップでぴったりと包み、ジップロックなどの密封できる袋に入れて冷凍保存します。
こうすることで、乾燥や匂い移りを防ぎます。
冷凍したパンは、保存が長期間になると冷凍焼けする場合もあるので、なるべく早めに食べきるようにします。
食パン、クロワッサン、デニッシュ、ハード系のバゲットやカンパーニュといった食事パンは冷凍保存が可能です。
惣菜パン、バター、クリームなどをサンドしたパンの冷凍保存は避けたほうがよいでしょう。常温保存でなるべく早く食べ切るようにしましょう。
パンのリベイク(焼き戻し)
冷凍保存しておいたパンを焼き戻すときは、常温で自然解凍させ、霧吹きをして軽く水分を与え、温めておいたオーブンで焼き戻します。
焼き戻す温度は、180〜200℃で5分前後が目安です。
温度や時間はパンの種類や大きさ、機種によっても変わるので様子をみながら調整してください。
クロワッサンやデニッシュは表面が焦げやすいので、中まで温まっていない場合は、途中で表面にアルミホイルをかぶせて焼くようにします。
食パンのトーストは、コンロの魚焼きグリルを使えば高温かつ短時間で焼くことができ、ふんわりとした食感に仕上がります。
焼き戻したパンは、少し置いて粗熱をとった方が落ち着いて味わい深くなります。
焼きたてを急速冷凍したパン
今回はパンを冷凍保存するポイントを紹介しましたが、焼きたてを急速冷凍したパンの需要も伸びています。
焼いたパンをすぐに急速冷凍することで、焼きたて直後の美味しい状態を閉じ込め、家庭でもパリッと焼きたて食感のクロワッサンやデニッシュを味わうことができます。
この急速冷凍の技術を活かし、おいしい冷凍パンを、日本全国のパン好きに届けてくれるパン屋さんも増えてきています。