友達のパン

パンづくり、パンレシピ、パンの作り方などを紹介しています

サンドイッチの作り方のポイント 

サンドイッチ

作り手の数だけレシピがある自由度の高いサンドイッチ。

ひと手間をかけるだけで、クオリティに差が出るメニューでもあります。

今回はサンドイッチ作りのポイント、パンのスライスに欠かせないおすすめのパンナイフを紹介します。

 

パンと具材に一体感を出す

サンドイッチはパンと具材に一体感を出すことで食べやすくなります。食感と味に一体感を出す組み合わせは以下になります。

 

[食感]

  • 柔らかい具材には、歯切れのいいソフト系のパン
  • 噛み応えのある具材には、噛み応えのあるハード系のパン 

[味]

  • さっぱり味の具材には、シンプルな味わいのパン
  • 濃厚な風味の具材には、クセと風味の強いパン

 

具体例としては、ノンオイルツナやフルーツのような柔らかくてさっぱりとした具材には、シンプルかつソフトな食パンやコッペパン

パテやブルーチーズのような濃厚でクセの強い具材には、風味の強いカンパーニュや全粒粉パンを合わせると相性がよいです。

食べてみて美味しかったサンドイッチを思い返してみると、この食感と味の組み合わせに当てはまることが多いです。

  

油脂のポイント 

サンドイッチに使うパンにバターやマーガリンなどの油脂を塗るのは風味付けのためだけではありません。

重要な用途として、以下2点が挙げられます。

  • パンの表面を油膜でコーティングし具材の水分浸透をおさえる
  • パンと具材をくっつける「接着剤」としての役割

バターを塗るときは、指が入るぐらいの柔らかさに戻してから使うことでパン全体にムラなく塗り広げることができます。

ソフトなパンに冷えて固まったバターを塗ろうとするとパンが傷んで破れてしまうので気をつけましょう。

 

野菜のポイント

レタスなどの葉野菜は冷水に3分ほど浸けておき、みずみずしくシャキッとした状態に戻してから使うのがおすすめです。

野菜の水気はサラダスピナーやキッチンペーパーを使ってよく切ってから使うようにしましょう。

トマトなど水分の多い野菜は、パンに直接のせるとパンがベチャベチャになってしまいます。

前述したようにパンに油脂を塗ってコーティングしてから使うようにしましょう。トマトの水分を抑えたい場合は、種を取って使う方法もあります。

野菜とパンが直接触れないように、ハムやチーズなど別の具材を間にはさんでクッションにすると仕上がりのクオリティが上がりますよ。

 

調味料のポイント

[塩]

基本となる塩は味をつけるだけでなく、全体の味のバランスを整えたり、甘みをひきだす役割もあります。パン自体に含まれる塩分とのバランスを考えて量を調節することも大事です。

 

[スパイス&ハーブ]

スパイスやハーブ類は、味わいを深め食欲を刺激します。緑のハーブや、黒、白、ピンクのペッパーなどは、色どりのアクセントとして使効果的です。

 

[ソース]

ソースは家庭で手に入る調味料をブレンドしたり割合を変えるだけでバリエーションに富んだものが作れます。

例えば、マヨネーズとケチャップを混ぜるだけでできる「オーロラソース」や、マヨネーズにマスタードや醤油を合わせたソースも簡単に作れて色々なパンや具材と合わせることができます。

  

サンドイッチの断面

おすすめのパンナイフ

彩りと断面の美しさもサンドイッチの魅力です。見た目にも美味しい断面を作るためにはよく切れるパンナイフが欠かせません。

3種類の刃が付いているサンクラフトのパンナイフ「せせらぎ」は、ふわふわ食パンやフランスパンなども切りやすいおすすめのパン切りナイフです。

 

このパンナイフは、TV番組『セブンルールズ』でも紹介され、女性パン職人の新たな働き方を身をもって実践されている「ヒヨリブロート」の塚本久美さんもオリジナルロゴ入りで制作するほどお気に入りのブレッドナイフです。

 

パンナイフの使い方のコツ

サンドイッチは、切り込みの深さひとつで食感のバランスが変わってしまうので、パンのスライスは重要なポイントになります。

パンをきれいにスライスするコツは、力はあまり入れずにパンナイフを大きく前後に動かしながら切ることです。

上からパンナイフで押しつけるように切ると、パンがつぶれやすいので、力を入れ過ぎないように注意しましょう。

フルーツサンドなどスイーツ系のソフトサンドは、スライスする前にラップに包んで30分程冷やし固めると切りやすくなります。ケーキを切るときのように、包丁を温めて切ると断面もきれいに仕上がります。

   

サンド作りを自由に楽しむ 

家庭でのサンドイッチ作りは自由で制約などありません。

基本はおさえたうえで、セオリーではありえない素材同士を組み合わせてみると新たな発見があります。

ぜひ、あなたオリジナルのサンドイッチ作りを楽しんでください。