サクサククッキーの作り方

アールグレイ紅茶のクッキー

紅茶のクッキーを焼きました。

本当はアールグレイ茶葉から起こした自家製紅茶酵母で作りたかったんですが、すでに使い切ってしまったので、今回はベーキングパウダーを使いました。

生地を捏ねずにまとめるような感じで仕上げましたが、グルテンがつながり過ぎたのか…乳化に失敗したのか…食感はサクサクとはいかず硬めに。。汗

油脂と砂糖の量が控えめとはいえ残念な仕上がりになってしまいました。

配合も製法も見直して再度挑戦あるのみです。

クッキーの作り方はいくつかありますが、どの製法であってもサクサクと口の中で崩れる食感を出すために生地を練ったり捏ねたりしないことが大切です。

「薄力粉」を加えたら「ゴムベラ」を垂直に使って切るようなイメージで混ぜ、生地がなめらかな状態になるまで「ボウル」に押しつける感じでまとめていきます。

「強力粉」でパンを作るときは捏ねてグルテンをつなぐことを意識しますが、「薄力粉」でクッキーを作るときはグルテンのつながりは必要最小限におさえます。

また、油脂と水分をしっかり混ぜ合わせ「乳化」させることも大事です。油脂と水分がきちんと混ざらずに「分離」した状態だと、口溶けが悪く硬い食感のクッキーになってしまいます。

お菓子の基本の割合はある程度決まっていますが、混ぜ方や材料を合わせる順番が違うだけで食感や仕上がりが大きく変わります。

どんな食感や味にしたいかを具体的にイメージし、基本となる4つの材料「小麦粉、砂糖、卵、バター」の特性を知ることで表現の幅が広がり、よりクオリティーの高いお菓子が作れるようになります。

あとは、基本となる理論や技術を身につけたら、お菓子作りを楽しみながら何度も作ってみることです。

最終的に、経験の数に勝るものはありません。

新田あゆ子
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